双子の知識

一卵性双生児でも生まれた時から気質が違う理由

一つの受精卵が二つに分かれた一卵性の双子ちゃん。
当然同じ遺伝子を持っているので、顔立ちがよく似ています。
じゃあ気質や性格もよく似ているのかと言われたら、ほとんどの一卵性双子ママはノーと言うと思います。

(ちなみに、気質は産まれたときから持っている個体の特性で、性格は気質をもとに作られる個性のことです。)

実際に私があったことのある一卵性の双子さんたちも二人とも同じ性格であるケースはありませんでした。

双子とはいえ違う人間なので当然とはいえ、全く同じ遺伝子で同じ環境で育っているのにこの差は何でしょう?

同じ遺伝子を持っていても同じ体にはならない

そもそも遺伝子とは何でしょう?
わかりやすい例えでいうと、遺伝子は体の設計図です。
一卵性双生児はお母さんの体の中で同じ設計図をもらってそれぞれの個体がそれぞれの体を作っておなかの中から出てきます。

この設計図ですが、
たとえ同じ設計図を使って物を作ったとしても、
違う人が作ったとき
違う材料を使ったとき
は同じような仕上がりになったとしても微妙に風合いが変わったりしませんか?

同じ家を作っても使う木材の色合いや風合いによって全く変わった雰囲気の家になる。

同じレシピで同じ料理を作っても、素材の切り方や 火加減のちょっとした加減で味わいが変わってくる。

そういうことが起こると思いますが、これと同じことが一卵性双生児にも言えます。
おなかの中で双子ちゃんは設計図をもとに一生懸命体を作りますが、受け取る材料やその子の作り方や作る速度が違います。
そうすると同じ設計図でも微妙に違う脳や体が出来上がるのです。

体の中の細胞や脳の中の神経は非常に複雑です。どの部分が大きいか小さいか、少しの違いで刺激の受け方や得意な動きが変わってきます。
こういった少しの違いがどんどん蓄積していくと、大きな特徴の違いとなって現れてきます。

生まれた時から気質に違いがあり、成長とともに個性が際立ってくるのはこういう理由があります。

二卵性双生児の場合は言わずもがな、 違う遺伝子(設計図)を持って生まれてくるので、顔も性格も全然違う二人になるのは納得してもらえると思います。

少しの違いの積み重ねが大きな特徴の違いになる。
人間って面白いですね!

似ていると思いがちな一卵性の双子ちゃんの気質。 違いを認めてそれぞれの子の良さを引き出してあげたいですね。

ABOUT ME
あやか
4歳男女双子と1歳女児を育てる理系ワーママ。 双子育児、仕事術、ライフハック、論理思考などを発信します!